PostmanとAPIdogを比較
APIdogはAPIの構築を支援します。Postmanなら、その先の大規模な運用まで対応できます。
APIdogでは、APIライフサイクルの各工程を1つのインターフェースで進められます。Postmanはさらに、保有するAPIを一元的に把握し、組織共通の標準を適用できます。本番環境で問題が発生したときも、その状況を把握できるため、APIを継続的に運用・管理するために必要な仕組みが整っています。
APIdogでは本番環境でのAPI運用に課題が残る理由
APIdogでは、APIの設計、モック、テスト、ドキュメント作成を1つにまとめられます。機能だけを比較すると、APIライフサイクルに必要なものが揃っているように見えます。
しかし、APIを複数のチームやパイプラインで扱い、本番環境へ展開するようになると、不足している部分が明らかになります。変更が広がる前に組織の標準を適用し、基準を満たさない変更はテストの段階で先に進めないようにする必要があります。モニタリングでは、傾向やインシデント、APIの稼働状況を把握できなければなりません。さらに、責任者には、誰がどのAPIを担当しているか、どこまでテストされているか、どのようなリスクがあるかを一元的に確認できる仕組みが必要です。
これらは、APIdogに単に追加されていない機能というわけではありません。APIが複数のチームで利用され、本番環境で稼働するようになって初めて必要になる運用・管理の仕組みであり、APIdogにはこの部分がありません。そのため、必要な作業そのものはなくならず、チームが自分たちで対応することになります。そして、解消されなかったリスクは本番環境まで持ち越されます。
状況 | 何が起こるか |
|---|---|
| 複数のチームで同じ標準を適用する必要がある | APIdogには設計時のガイドラインがありますが、CIで標準への準拠を必須にし、API全体の状況をレポートできる組織横断のAPIガバナンスはありません。そのため、プロジェクトごとに標準がばらつき、その違いがテスト、モック、ドキュメントにも広がる可能性があります。 |
| 実際のトラフィックでもAPIが正しく動作する必要がある | APIdogではパフォーマンステストを実行できますが、課題となるのは負荷がかかった状態でもAPIが正しく動作するかどうかです。レイテンシーに問題がなくても、トラフィックが増えるとアサーション、レスポンスデータ、ビジネスロジックに問題が生じる可能性があります。 |
| 責任者がすべてのAPIの状況を把握する必要がある | APIdogはプロジェクト単位で管理する仕組みであり、組織が保有するAPI全体について、担当者、ライフサイクルの状態、ガバナンス、テストカバレッジ、CIの状態、本番環境の稼働状況をまとめて確認できるAPI Catalogはありません。 |
| 本番環境でAPIに障害が発生する | APIdogにはスケジュールされたチェックや通知がありますが、パッシブモニタリング、API仕様と実際の動作の不一致の検出、複数リージョンでのモニタリング、インシデント管理ツールとの連携、傾向を把握する仕組みはありません。そのため、障害の検出や原因の特定、適切な担当者への連携が難しくなります。 |
| プロジェクトをまたいでAPIを共有する必要がある | APIdogではAPIドキュメントを公開できますが、パブリックAPIネットワーク、プライベートAPIネットワーク、パートナー向けにAPIを提供する仕組みはありません。そのため、APIの発見、再利用、アクセス、オンボーディングはプロジェクトごとに対応する必要があり、APIの提供プロセスとして一元的に管理することはできません。 |
開発者向け:本番環境で問題が起きる前にAPIを検証
APIの構築、テスト、リリースに必要な機能を提供します。ローカル環境で正常に動作したものが、実行する環境が変わっても同じように動作することを確認できます。
複数のプロトコルを1つのワークスペースで利用
さまざまな種類のAPIを、すべて1つの環境で利用できますか?
1つのコレクションであらゆるプロトコルに対応:REST、GraphQL、gRPC、WebSocket、Socket.IO、MQTT、SOAP、MCP、AIリクエストを1つのCollection v3で扱えます。認証設定を共有でき、1回の実行で異なるプロトコルをまたいだアサーションを連続して実行できます。
受信Webhookをキャプチャ:コレクションごとに外部からアクセス可能なHTTPSエンドポイントを利用して、Stripe、GitHub、Twilioなどから送信される実際のイベントを受信し、テストできます。外部トンネルは必要ありません。
幅広い認証方式に対応:Basic認証からOAuth 2.0、さらにAWS SigV4やAtlassian ASAPまで対応しています。ガイド付きの認証フローを利用でき、コレクションやフォルダーの認証設定を継承できます。
幅広いプロトコルに対応するものの、デバッグは個別:REST、GraphQL、gRPC、WebSocket、SSE、Socket.IO、SOAP(WSDLのインポートに対応)を扱えます。ただし、IoT向けのMQTTにはネイティブ対応しておらず、異なるプロトコルを1つのコレクションにまとめて連携し、1回のCI実行で処理することもできません。
Webhookは受信ではなくシミュレーション:Webhookリクエストタイプを使ってテスト用のペイロードを送信できますが、APIdogのローカルホスト向けガイドによると、外部サービスから実際に送信されるWebhookイベントを受信するには、ngrokやCloudflare Tunnelが必要です。
ほぼすべての認証方式に対応するものの、2つは未対応:Basic認証からOAuth 2.0に加え、Kerberosやアプリ内でのJWT生成にも対応しています。ただし、AWS SigV4とAtlassian ASAPでは、スクリプトで署名処理を実装する必要があります。
Gitネイティブで一貫した実行環境
作成したAPIやテストを、どの実行環境でも同じ結果になるように実行できますか?
APIに関するすべてをコードと一緒にバージョン管理:API仕様、コレクション、テスト、ドキュメント、Flowsを使ったデモに加え、環境やモックも、ワークスペースを通じてリポジトリ内のファイルとしてバージョン管理できます。コードと同じプルリクエストでまとめてレビューできます。
実行エンジンを統一:デスクトップ、Web、CLI、CIのどこで実行しても同じように動作するため、ローカル環境で成功した実行はCIパイプラインでも同じ結果になります。
ライフサイクル全体でコンポーネントを再利用:バリデーター、データセット、認証を pm.require('@team/validator')やPackage Libraryで共有し、コレクション、CI、モニターで再利用できます。共通部分を1か所修正すれば、その変更がすべての利用箇所に反映されます。
Gitバックアップは可能ですが、対象はAPI仕様のみ:GitHub、GitLab、Azure DevOpsへの自動バックアップとブランチを使った共同作業に対応しています。ただし、バージョン管理されるのはOpenAPI仕様のみです。テスト、モック、ドキュメント、環境はAPIdogのクラウド上に残るため、コードとは別にレビューする必要があります。
ローカル環境とCIで実行結果に違い:APIdogのFAQでは、変数の処理方法が原因で、ローカルクライアントでは成功するシナリオでも、apidog-cliやrunnerではエラーになる場合があることが確認されています。
再利用は可能ですが、共通のモジュールライブラリはなし:Shared Test Dataと共通のプレリクエスト/ポストレスポンス処理により、プロジェクト内で再利用できます。ただし、共通の認証や検証ロジックをバージョン管理し、1か所の修正をすべてのコレクションに反映できる共通ライブラリはありません。
コントラクトファーストで並行開発
他のメンバーの作業を待たずに、APIの設計、モック、テストを並行して進められますか?
Spec Hubで作成しながらリアルタイムに検証:OpenAPI、AsyncAPI、gRPC/protobuf、GraphQL、Smithyに対応し、API仕様の作成中にリアルタイムで検証できます。
API仕様または任意のコレクションからモックを作成:API仕様がまだなくてもモックの作成を始められます。API仕様からモックを生成する場合は、生成前にAPI仕様がLintされます。
モックをそのままテスト対象に:モックを対象としたテストを自動生成してCIで実行できます。実際の動作を想定したモックを、そのまま自動テストにも活用できます。
リアルなデータを生成できるSmart Mock:エンドポイントを定義するとすぐに、スキーマに基づくFaker.jsの値を生成できます。リクエストに応じた条件付きレスポンスも、コードを書かずに設定できます。
API仕様の作成はOpenAPIのみ:リアルタイムの共同編集に対応したAPI仕様エディターを利用できますが、API仕様を先に定義する方法に限定され、AsyncAPIには対応していません。そのため、イベント駆動型APIのコントラクトを設計するための環境がありません。
モックとテストの連携は手動:テストからモックを参照できますが、モックをもとにテストスイートが自動生成されるわけではありません。そのため、実際の動作を想定して作成したモックを、そのまま自動テストに活かすことはできません。
AIネイティブのワークフロー
AIを使って作業を増やすのではなく、API開発をより効率よく進められますか?
Agent Modeでライフサイクル全体の作業を連携:1つのプロンプトからテストを生成し、API仕様、コレクション、Jiraを更新するなど、APIライフサイクル全体にまたがる作業を進められます。
AIによる障害原因の特定:テストやモニターが失敗すると、AIが根本原因を特定して修正案を提示します。MCPを通じてDatadogやNew Relicの情報も参照できます。
エージェント向けツールを生成:任意のコレクションからデプロイ可能なMCPサーバーを生成できます。また、FlowsをMCPサーバーとしてデプロイできます。
MCPとAIエージェントを視覚的にデバッグ:MCP Clientに加え、AI AgentとA2A専用のデバッガーを利用できます。モデルプロバイダーや通信方式が異なる場合でも、エージェントの動作を確認できます。
AIの利用は個別の成果物に限定:独自のモデルキーを使用して、エンドポイントごとにテストケースやドキュメントを生成できます。ただし、複数の成果物にまたがる作業をAIで連携・自動化することはできません。
障害原因の特定やMCPサーバーの生成には未対応:AIによる失敗した実行結果の分析には対応していません。また、APIからデプロイ可能なエージェント向けツールを生成することもできません。
APIを継続的に検証
本番環境で問題が発生する前に、APIが正しく動作するかを検証できますか?
負荷がかかった状態でも正しく動作するかを検証:仮想ユーザー数に制限はありません。テスト結果と仮想ユーザー数(VU)の関係を示すヒートマップにより、レースコンディションを本番環境へのリリース前に検出できます。
デフォルトでコントラクトを検証:実行するたびにレスポンスをOpenAPI仕様と照合します。フィールド名の変更など仕様との不一致があると、差分を表示してビルドを失敗させます。
CIでパフォーマンス基準を適用:p95レイテンシーやエラー率が設定したしきい値を超えると、ビルドを失敗させることができます。
パフォーマンステストは最大100仮想ユーザー:検証できるのはレイテンシーのみで、負荷がかかった状態で処理が正しく行われているかを確認するアサーションはありません。そのため、同時アクセス時に二重請求が発生するチェックアウトエンドポイントでも、応答が速ければテストを通過します。
コントラクト検証はモジュールごとに有効化が必要:AJVベースのレスポンス検証に対応していますが、テストモジュールごとに有効にする必要があります。そのため、新しいテストシナリオで検証が有効になっていないと、互換性を損なう変更を検出しないままリリースしてしまう可能性があります。
実行中のリクエストを確認・エクスポートできない:結果はクライアント内に残り、実行後に原因を調査するためのデータとして利用できません。
APIは、構築した開発者だけが使うものではありません。ビジネスを支えるAPI群として、複数のチームで管理、提供、モニタリング、運用されるようになります。これはAPIライフサイクルにおける運用の領域であり、プロジェクト単位のツールでは対応できない部分です。
組織向け:大規模な環境でもAPIを安定して運用
APIが複数のチームや環境に広がり、本番環境で運用されるようになっても、組織全体でAPIの品質を維持し、状況を把握して適切に管理するために必要な機能を提供します。
APIライフサイクル全体を連携し、不一致を防止
APIを変更しても、すべてが同期された状態を維持できますか?
API仕様とコレクションを双方向で同期:どちらかを編集すると、もう一方もワンクリックで更新できます。変更はモック、ドキュメント、テストにも反映されます。
API仕様とコレクションの不一致を自動検出:API仕様とコレクションに不一致が生じると、その影響が後続のモック、ドキュメント、テストなどに広がる前に検出して通知します。
本番環境の動作とAPI仕様の不一致も検出:パッシブモニタリングにより、本番環境での実際の動作がAPI仕様と一致しなくなったことを検出できます。多くのツールでは対応していない、本番環境からAPI仕様への確認までカバーします。
API仕様とデプロイ状況を連携:Apigee、AWS、Azureのゲートウェイとのネイティブ連携により、デプロイ状況を確認できます。API仕様と実際に稼働しているAPIに不一致がある場合も検出できます。
API仕様とモック、ドキュメントは常に同期:エンドポイント自体がAPI仕様として管理されるため、モックとドキュメントはリアルタイムで再生成され、API仕様との不一致は生じません。
ManualモードではAPI仕様とテストに不一致が発生:Manualモードのテストシナリオと、Copyとしてインポートしたテストケースは自動では更新されません。Manualモードではテスト担当者が再同期するまで変更が反映されず、Copyとしてインポートしたテストケースには再同期しても反映されません。
本番環境の動作とAPI仕様の不一致は検出できない:パッシブモニタリングがないため、デプロイ済みのAPIでフィールドの追加やデータの型の変更があっても、API仕様との不一致を検出できません。
APIゲートウェイとの連携なし:API仕様は手動でゲートウェイのコンソールにエクスポートする必要があります。デプロイ履歴を確認する機能や、API仕様と実際にデプロイされているAPIの不一致を検出する機能もありません。
組織全体のAPIの把握と本番環境の稼働状況
組織内にあるすべてのAPIとその稼働状況を確認できますか?
API CatalogでAPIの情報を一元管理:すべてのAPIを1か所にまとめ、API仕様のLint結果、CIの実行履歴、Gitのメタデータ、本番環境の稼働状況を確認できます。Git、APIゲートウェイ、実際のトラフィックからAPIを自動的に検出できます。
アクティブモニタリングとパッシブモニタリング:複数リージョンからのスケジュールチェックに加え、実際のトラフィックに基づいて異常を検出できます。PagerDuty、Opsgenie、Splunk On-Callと連携して担当者に通知できます。
組織全体のAPIを対象とするAI Engineer:組織全体のContext Graphを活用する自律型エージェントが、プルリクエストのレビュー、APIドキュメントの作成、API全体にまたがる問題の根本原因の特定を行います。
API全体を把握できるカタログや一覧表示はなし:どのAPIが存在するか、誰が担当しているか、どのAPIで問題が発生しているかを確認するには、チームごとに情報を集める必要があります。
スケジュール実行は単一リージョンのみ:Slack、Teams、メールへのアラートを含むモニタリングに対応しています。ただし、過去の傾向を確認する機能やリージョンごとの状況把握、オンコール担当者への通知、APMとの関連付けには対応していません。
組織全体を対象とするAIやContext Graphはなし:AIによる支援はプロジェクト単位に限られており、組織が保有するAPI全体を対象に自律的に処理を行うエージェントはありません。
組織全体で標準を確実に適用
APIが増えても、定めた標準を確実に適用できますか?
エディターに組み込まれたAPIガバナンス:組み込みのSpectralルールセットを使用し、APIを設計しながらリアルタイムでルールを適用できます。
CIでもルールへの準拠を必須に:API仕様がルールに準拠していない場合、警告するだけでなく、マージやデプロイをブロックできます。
組織全体で共通のルールセットと準拠状況を確認:1つのルールセットをすべてのプロジェクトに適用できます。組織が保有するAPI全体について、APIガバナンスへの準拠状況の推移も確認できます。
設計時のLintはプロジェクト単位:API Design GuidelinesとAIによる準拠チェックをエディター内で実行できます。ただし、ルールセットはプロジェクトごとに設定する必要があり、組織全体に共通のルールセットを適用することはできません。
ルールに準拠していなくてもマージをブロックできない:CIでAPIガバナンスの基準を適用する仕組みがないため、API仕様がルールに準拠していなくても、そのままモック、テスト、ドキュメントに反映されます。
API全体の準拠状況を把握できない:組織が保有するAPIのうち、どのAPIが標準に準拠しているかを組織全体で追跡する機能はありません。
APIの共同作業から提供までを一貫してサポート
チームもAPI利用者も、それぞれの立場でAPIを利用して作業できますか?
Gitを使わずに、役割を越えて共同作業:リアルタイムの共同編集、@メンション付きのインラインコメント、レビュー機能を利用できるため、QA、PM、パートナーもGitを使わずに共同作業できます。
社内向けとパブリックのAPIネットワーク:プライベートAPIネットワークでは、チームが既存のAPIを見つけて再利用できるため、同じ機能のAPIを一から作り直す必要がありません。さらに、10万以上のAPIを公開する世界最大のパブリックAPIハブであるPublic API Networkを通じて、社外の開発者にAPIを見つけてもらい、Run in Postmanですぐに試してもらえます。
パートナーワークスペース:チームのシートを消費することなく、多数の外部パートナーが1つのワークスペースで実際のAPI関連の成果物を使って共同作業できます。
管理されたSDKと開発者ポータル:API仕様が変更されると、複数の言語に対応したSDKを再生成し、GitHubのプルリクエストとして反映できます。ブランドに合わせてカスタマイズしたFernの開発者ポータルも利用できます。
すべてのプランでリアルタイムの共同編集:Googleドキュメントのように、複数のユーザーがリアルタイムで共同編集できます。ほかのユーザーのカーソルを確認でき、エンドポイントやフィールドに直接コメントを付けられます。
プライベートまたは社内向けのAPIネットワークはなし:APIを共有できるのはプロジェクト単位で、組織全体から既存のAPIを見つけて再利用できるネットワークはありません。そのため、すでに存在するサービスを別のチームが作り直す可能性があります。API Hubは小規模なパブリックディレクトリであり、社内でAPIを発見するためのネットワークではありません。
パートナーとの共同作業を大規模に展開しにくい:パートナーには閲覧専用の公開ドキュメントを提供するか、Guestとして参加してもらう必要があります。Guestは1人ごとに有料のチームシートを使用します。
SDKとドキュメントは生成できるものの、ライフサイクルとの連携はなし:OpenAPI Generatorエンジンを使用してクライアントSDKやサーバースタブを生成できますが、生成はその都度行う必要があり、API仕様の変更時にプルリクエストが自動作成されることもありません。また、ブランドに合わせた開発者ポータルではなく、ホスティングされたドキュメントを提供します。
エンタープライズレベルのセキュリティと監査機能
エンタープライズで求められるセキュリティを確保し、誰が何を行ったかを追跡できますか?
アセット単位のRBAC、SSO、SCIMに対応:コレクションや環境ごとにアクセス権限を設定できます。エンタープライズ向けのユーザープロビジョニングと、組織全体の監査ログにも対応しています。
シークレットスキャンに対応した暗号化Vault:認証情報を自動検出し、Vaultへの保存を提案します。1Password、AWS、Azure、HashiCorpとの連携に加え、BYOKにも対応しています。
第三者による認証・準拠実績:SOC 2 Type II、ISO 27001、GDPR、PCI DSS、HIPAAに対応し、セキュリティテストも組み込まれています。
Postmanのセキュリティとコンプライアンスについて詳しくはこちらをご覧ください。
プロジェクト単位のアクセス管理、SSOとSCIMに対応:エンタープライズプランではSAML SSOとSCIMプロビジョニングに対応しています。ただし、アクセス権限はプロジェクト単位で、個別のコレクションやエンドポイント単位では設定できません。
暗号化Vaultはあるものの、シークレットスキャンには未対応:クライアント内のVaultに加え、HashiCorp、Azure、AWSとの連携に対応しています。ただし、シークレットスキャンとBYOKには対応していません。
オンプレミスとEUでのデータ保存に対応:セルフホストによるエアギャップ環境へのデプロイと、EU内のデータインスタンスを利用できます。いずれも現在Postmanでは提供していません。
SOC 2 Type IIとISO 27001:準拠を表明していますが、独立した第三者による証明はありません。
APIdogを選ぶ際に見落としやすいコスト
APIdogは、ライセンス費用だけを比べると安く見えます。しかし、APIに関する作業を組織全体で管理できず、状況を把握できなかったり、各工程がつながっていなかったりすると、その不足を補うためにツールを追加し、仕組みを構築し、必要な情報を追いかけることになります。実際には、こうした作業にもコストがかかります。
- レビューにコストがかかります。組織全体のAPIガバナンスやCIで標準への準拠を必須にする仕組みがなければ、API仕様の不整合、標準への違反、後続工程で生じる不一致を人が確認する必要があります。APIを変更するたびに、レビューの負担が増えていきます。
- 追加のツールにコストがかかります。スケジュールされたチェックだけでは、パッシブモニタリング、API仕様と実際の動作の不一致の検出、複数リージョンでの状況把握、インシデント管理ツールとの連携、API全体の稼働状況のレポートを代替できません。不足を補うために、モニタリングツール、ダッシュボード、スクリプトを追加し、問題を適切な担当者につなぐ作業も人手で行う必要があります。
- 問題を後から修正するコストがかかります。レスポンス検証には対応していますが、検証できる範囲は設定やメンテナンスに左右されます。検証から漏れた問題が本番環境まで進むと、ロールバック、サポートチケット、ホットフィックス、インテグレーションの不具合への対応が必要になります。
- テストのやり直しにコストがかかります。パフォーマンステストでは、レイテンシーだけでなく、負荷がかかった状態でもAPIが正しく動作するかを確認する必要があります。これを検証できなければ、別の負荷テストのワークフローや重複するアサーションが必要になります。実際のトラフィックでAPIに問題が発生した場合は、原因も人手で特定しなければなりません。
- 状況確認にコストがかかります。API Catalogがなければ、APIの担当者、テストカバレッジ、CIの状態、APIガバナンスへの準拠状況、本番環境の稼働状況がプロジェクトごとに分散します。各チームに確認して情報を集め、レポートにまとめる必要があり、完成した時点ですでに情報が古くなっていることもあります。
- APIの提供・共有にコストがかかります。APIdogではドキュメントを公開できますが、パブリック、プライベート、パートナー向けのAPIネットワークはありません。そのため、APIの発見、アクセス、オンボーディング、再利用、API利用者へのサポートを人手で管理する必要があります。
ライセンスは安くても、運用コストは安くありません。
Postmanは、50万社以上の企業、4,000万人のユーザー、Fortune 500企業の98%から信頼されています
Postmanのモック機能は、とても革新的だと感じています。アプリケーションやサービスが依存先のさまざまな動作にどう対応するかをテストできます。リリース前から、障害に強い仕組みを作り込めます。"Jerry Jasperson氏, Distinguished Engineer, Western Governors University | 導入事例を読む
よくある質問
PostmanとAPIdogの比較についてよくある質問をご紹介します。
PostmanとAPIdogの違いは何ですか?
APIdogでは、APIの設計、モック、テスト、ドキュメント作成を1つのインターフェースで行えます。Postmanはさらに、API Catalog、APIガバナンス、CI/CDでのルール適用、モニタリング、APIの提供、本番環境の状況把握など、APIを大規模に運用するために必要な仕組みまで提供します。
違いは、APIを構築できるかどうかではありません。APIが複数のチームで利用され、本番環境で稼働するようになったときに、組織が保有するAPI全体を対象にガバナンス、テスト、モニタリング、管理を行えるかどうかです。
APIdogはPostmanの代わりになりますか?
APIdogは、個別のプロジェクトでAPIの設計、モック、テスト、ドキュメント作成を行うチームにとって、有力な選択肢です。特に、視覚的なAPI設計、コードを書かずにテストを作成する機能、Smart Mock、低コストでのチーム共同作業に強みがあります。
一方、APIを複数のチームで共有し、組織全体で運用する場合は、Postmanのほうが幅広く対応しています。組織全体のAPIガバナンス、API Catalogによる状況把握、CI/CDでの品質基準の適用、複数リージョンでのモニタリング、本番環境のパッシブモニタリング、パートナーへのAPI提供、APIライフサイクル全体の自動化に対応しています。
APIdogのほうが安いのに、なぜPostmanを選ぶのですか?
APIdogはライセンス費用が安く、特に小規模なチームでは、1ユーザーあたりの料金だけを比べるとコストを抑えられます。ただし、実際に比較すべきなのは、APIの運用全体にかかるコストです。
APIdogでは、APIガバナンス、組織全体のAPIの状況把握、インシデント発生時の担当者への連携、APIの提供、本番環境で生じるAPI仕様との不一致への対応を補うために、追加のツールやスクリプト、手作業でのレビュー、モニタリング、レポート作成が必要になる場合があります。Postmanなら、こうした作業を1つのプラットフォームにまとめられるため、APIライフサイクルの各工程を別々のツールや手作業でつなぐ負担を減らせます。
APIテストでは、APIdogのほうがPostmanより優れていますか?
APIdogには、コードを書かずにテストを作成したいチームに適した、使いやすいビジュアルテストビルダーがあります。一方、Postmanは、本番環境での運用を見据えたテストまで幅広く対応しています。コントラクト検証、CI/CDでの品質基準の適用、負荷がかかった状態でも正しく動作するかを確認するパフォーマンステスト、複数プロトコルのテスト自動化、テストロジックの再利用、組織全体のAPIのテストカバレッジの把握が可能です。
違いが表れるのは、1つのプロジェクト内でテストが成功するだけでは足りなくなったときです。Postmanなら、開発からCI、モニタリング、本番環境まで、一連のワークフローを通じてAPIを検証できます。
APIdogはCI/CDに対応していますか?
はい。APIdogではCIでAPIテストを実行でき、GitHub ActionsやJenkinsの設定も生成できます。違いは、CIで何を管理できるかです。
Postmanでは、CI/CDをAPIガバナンス、レポート、API Catalogによる状況把握、品質基準の適用と連携できます。そのため、CIは単にテストを実行するだけの場所ではありません。標準に準拠していないAPI仕様を先に進めないようにしたり、コントラクトを検証したり、APIライフサイクル全体の稼働状況を追跡したりできます。
APIdogにはAPIガバナンス機能がありますか?
APIdogには、設計時に利用できるAPIガイドラインとAIによる準拠チェックがあります。プロジェクト内でAPIの品質を高めるうえで役立ちます。
Postmanではさらに、組織全体でAPIガバナンスを適用できます。共通のルールセット、Spectralベースのルール適用、CIで基準を満たさない変更のマージをブロックする仕組み、API Catalog全体の準拠状況を確認できるレポートに対応しています。多数のAPI、チーム、リポジトリで共通の標準を維持する必要がある場合に重要です。
詳細は、Postman API Governanceをご覧ください。
PostmanにはAPI Catalogがありますか?
はい。Postman API Catalogでは、APIの担当者、ライフサイクルの状態、APIガバナンスへの準拠状況、テストカバレッジ、CIの状態、本番環境の稼働状況を1か所で確認できます。
APIdogはプロジェクト単位で管理する仕組みです。API Catalogがないため、責任者やプラットフォームチームが、どのAPIが存在するのか、誰が担当しているのか、どこまでテストされているのか、どのAPIで問題が発生しているのかを把握するには、プロジェクトごとに確認する必要があります。
詳細は、Postman API Catalogをご覧ください。
Postmanの本番環境のモニタリングは、APIdogとどう違いますか?
APIdogは、スケジュールされたタスクと通知に対応しており、定期的なチェックに利用できます。これらは定期的なチェックに役立ちます。
Postmanではさらに、アクティブモニタリング、本番環境のパッシブモニタリング、実際のトラフィックに基づくAPI仕様と動作の不一致の検出、複数リージョンからのチェック、傾向を確認できるダッシュボード、インシデント管理ツールとの連携、組織全体のAPIの稼働状況の把握に対応しています。これにより、本番環境の問題を早期に検出し、適切な担当者へ迅速に連携できます。
詳細は、Postman Insightsをご覧ください。
APIdogではPostmanと同じことがすべてできますか?
いいえ。APIdogは、APIの設計、モック、テスト、ドキュメント作成など、APIを構築する段階の多くの作業に対応しています。Postmanはこれらに加えて、APIを継続的に運用・管理するための仕組みも提供します。
Postmanには、API Catalog、組織全体のAPIガバナンス、CI/CDで品質基準を適用する仕組み、パッシブモニタリング、複数リージョンでのモニタリング、パートナーワークスペース、パブリックAPIネットワークとプライベートAPIネットワーク、SDKライフサイクルの自動化が含まれます。さらに、APIゲートウェイ、APMツール、インシデント管理システム、開発者向けワークフローとも幅広く連携できます。
ビジュアルでのAPI設計はAPIdogのほうが優れていますか?
APIdogは、視覚的にAPIを設計する機能に強みがあります。特に、開発者以外のメンバーがOpenAPIを直接記述せずにAPIを定義したい場合に適しています。
Postmanの強みは、設計したAPIをその後のライフサイクル全体につなげて管理できることです。Spec Hubは幅広いAPI仕様のワークフローに対応し、エディターとCIでAPIガバナンスのルールを適用できます。APIへの変更をコレクション、テスト、モック、ドキュメント、モニター、API Catalogにも連携できます。
詳細は、Postman API designをご覧ください。
PostmanはGitワークフローに対応していますか?
はい。PostmanはGitネイティブのワークフローに対応しており、APIに関する成果物をコードと一緒に管理し、ブランチ、プルリクエスト、CIを通じて変更を進められます。
重要な違いは、Gitワークフローで扱える範囲です。Postmanでは、API仕様、コレクション、環境、テスト、モックなど、APIに関するさまざまな成果物をGitネイティブのワークフローに組み込めます。一方、APIdogのGitワークフローはAPI仕様が中心となるため、テストやモックなど、ライフサイクル全体に関わる成果物をコードと同じレビュープロセスで扱うことが難しくなります。
詳細は、Postman Native Gitをご覧ください。
APIdogはSDKの生成に対応していますか?
はい。APIdogでは、OpenAPI Generatorをベースとした仕組みを使用して、OpenAPIからクライアントSDKやサーバースタブを生成できます。
Postmanの強みは、SDKを生成するだけでなく、そのライフサイクルまで管理できることです。liblabを使用して、各言語の慣習に沿ったSDKを生成し、カスタムコードを維持したままパッケージを公開できます。API仕様が変更された際にはプルリクエストを作成でき、MCPで利用できる成果物も生成できます。違いは単にコードを生成できるかどうかではなく、APIが変更されてもAPI利用者が最新の状態を維持できることにあります。
詳細は、Postman SDK generatorをご覧ください。
Postmanでは、APIを利用者にどのように提供できますか?
Postmanでは、社外、社内、パートナー向けのそれぞれの方法でAPIを提供できます。パブリックAPIネットワークでは社外の開発者にAPIを見つけてもらい、プライベートAPIネットワークでは社内のチームが既存のAPIを見つけて再利用できます。パートナーワークスペースでは外部パートナーと共同作業ができ、Run in Postmanを使えばAPIを簡単に試せるようにできます。
APIdogではAPIドキュメントを公開できますが、社内でAPIを見つけて再利用したり、パートナーと共同作業したり、パブリックAPIの利用を広げたりするための、Postmanと同様のAPIネットワークは提供していません。
APIdogはオンプレミスでセルフホストできますか?
はい。APIdogのエンタープライズプランでは、セルフホストやオンプレミスでのデプロイに対応しています。セルフホストが必須の場合や、外部ネットワークから隔離されたエアギャップ環境が必要なチームにとっては、大きなメリットです。
Postmanはクラウドを中心としたサービスで、現在、完全なセルフホスト環境は提供していません。そのため、この要件は早い段階で確認することが重要です。セルフホストが必須であれば、APIdogのほうが要件に適している可能性があります。一方、APIライフサイクル全体のガバナンス、API Catalogによる状況把握、モニタリング、APIの提供、自動化を重視する場合は、Postmanのほうが幅広く対応しています。
詳細は、Postman Securityをご覧ください。
APIdogはエンタープライズでの利用に対応していますか?
APIdogには、SSO、SCIM、監査ログ、Vault、IPアドレスの許可リスト、オンプレミスでのデプロイなど、エンタープライズでの利用に必要となる複数の機能があります。
エンタープライズで違いが表れるのは、APIを組織全体で運用・管理するための仕組みです。Postmanでは、アセット単位のアクセス制御、組織全体のAPIガバナンス、API Catalogによる状況把握、シークレットスキャン、BYOK、幅広いコンプライアンス対応、CIでのルール適用、モニタリング、本番環境との連携など、APIライフサイクル全体にわたる管理機能を提供しています。多数のチームでAPIを管理するエンタープライズにとって重要なのは、ツールが十分なセキュリティを備えているかどうかだけではありません。組織全体でAPIを適切に管理できるかどうかも重要です。
詳細は、Postman Securityをご覧ください。
APIdogとPostmanを併用すべきですか?
併用することはできますが、どちらの情報を正とするかが曖昧になりやすくなります。API仕様、テスト、モック、ドキュメント、モニター、APIガバナンス、APIの提供に関する作業が2つのツールに分散し、時間が経つにつれて内容に不一致が生じる可能性があります。
APIの設計、テスト、APIガバナンス、モニタリング、ドキュメント作成、APIの提供、API Catalogによる状況把握までを1つのプラットフォームで行いたいチームには、Postmanに集約するほうがシンプルです。
APIdogからPostmanに移行するにはどうすればよいですか?
Postmanでは、OpenAPI仕様、Postmanコレクション、cURLコマンドなど、一般的な形式からデータをインポートできます。既存のAPI定義をPostmanに移行し、API Catalogによる状況把握、コントラクトテスト、モニタリング、ドキュメント作成、APIの提供を含む、APIガバナンスを適用したワークフローに組み込めます。
移行は、単にリクエストを移すだけではありません。APIを複数のチームで共有するようになっても、ガバナンスの適用、モニタリング、共有、運用をしやすくする機会にもなります。
PostmanはAIとMCPのワークフローに対応していますか?
はい。Postmanでは、Agent Mode、AI Engineer、MCPサポート、Flows-as-MCP、APIライフサイクルの自動化を通じて、AIによる支援やAIエージェントを活用したAPIワークフローに対応しています。
APIdogは、使いやすいMCPデバッグ機能をはじめ、AIエージェントのデバッグに強みがあります。一方、Postmanの強みは、APIライフサイクル全体をより幅広く自動化できることです。API仕様、テスト、モック、ドキュメント、モニターの生成や連携に加え、API Catalogの情報もAPIワークフロー全体で活用できます。
APIdogよりPostmanが適しているのは、どのようなチームですか?
APIを個別のプロジェクトを越えて大規模に運用する必要があるチームには、Postmanが適しています。たとえば、CI/CDでのルール適用、組織全体のAPIガバナンス、API Catalogによる状況把握、本番環境のモニタリング、パートナーとの共同作業、社内APIの発見、SDKライフサイクルの自動化、エンタープライズ向けの管理機能が必要なチームです。
一方、APIの設計、モック、テスト、ドキュメント作成を1つのワークスペースで行いたい小規模なチームにとっては、低コストで視覚的に操作できるAPIdogも有力な選択肢です。Postmanは、APIを複数のチームで共有し、本番環境で継続的に運用する必要があるチーム向けに設計されています。
組織が保有するすべてのAPIを一元的に把握・管理
APIdogはAPIの構築を支援します。Postmanはさらに、APIを組織全体で運用するための仕組みを提供します。保有するAPIを1つのカタログにまとめ、すべてのチームに共通の標準を適用できます。各APIの稼働状況や、API仕様と実際の動作に不一致が生じていないかも1か所で確認できます。まずは、現在お使いのAPIから始められます。